子どもへの愛情

 小児科に勤務している看護師にとって、少子化の時代の中で、懸命に子供を育てている親の姿が輝いて見えることがあるでしょう。子供を持っている方は、我が子を大切に想う親心があるからこそ、深夜でも我が子を連れて小児科に足を運ぶことを厭わないと思うのです。常に我が子が健全な成長ができることを願う気持ちが強く、小児科を頼りにしているのです。小児科があることで、子供が病気やけがをしても安心して病院にかかることができて、小児科が子供にとっての生命線だとすら思っているかもしれません。

 子供は、いずれ日本経済を支える貴重な人材となるため、子供を病気やけがから救う看護師が不可欠だとおっしゃる方は多いことでしょう。子供に慈愛の精神を持って看護にあたることは、看護師として携えていくべき信念です。子供をいたわる優しさを持つことが、理想とする看護師像を映し出していくことになると思うのです。子供への愛情がよりよい看護の提供につながります。